
皆さんこんにちは。日本はお盆の時期でしたね。
ちょうどこれくらいから夏が段々と終わってくるような気がして、少し物寂しげな気分になりますね。
毎年そういう気分を東京で味わってきたのですが、こっちにはセミもいなければ海水浴場も花火大会も無いし、地元のお祭りなんかとも無縁なので、このまま一方的に陽が短くなって、少しずつ寒くなっていって、気が付いたら秋になっている予感がします。
(そしてこっちの秋(というか夏以外)は、恐怖の極寒が待っていると思うと、今からゲンナリします。。)
そういう意味では、日本文化の四季に対する考え方というか、季節の感じさせ方はやはり風情があっていいものだとおもいます。それは長い歴史(の中での人々の暮らし)が積み重ねて成り立っているものだと思うので、例えば歴史の浅いアメリカなんかには一朝一夕で真似の出来るものでは無いですね。
とまあ、こと今の時期に関しては日本で過ごしたかったな、と少しばかり思う今日この頃です。
ただ、去年くらいから季節の変化に疎くなったというか、あまり何も考えなくなってしまいました。
今は「寒くなってきたな」とか「過ごしやすいな」とか、その程度の感覚(主に気温に対するもの)しか持っていないような気がします。
夏を感じていた頃と、夏を感じなくなってしまった時期。
唐突ですがわたしの1年前と11年前の夏を物語風に振り返りたいと思います。
(決してネタ切れではありません。書きたいことを書いているだけです)
その①:2008年夏のある日-
わたしは聞いたことも無い見知らぬ地方の町で、見たことも無い風景を眺めながら電車に揺られている。
その電車は、大きな川に架かった橋を、大きな音を立てて進んでいく。
川のほとりは感心するくらいのどかで心が洗われるような景色だったが、わたしはどちらかというとその眺めに対して心細さを感じていた。
今日からこの町がわたしの仕事場になる。
この場所は、誰かがわたしの人生を再出発させるために半ば運命的に巡り会わせた場所なのかもしれない。
人生で初めて、なにも知らない町での生活が始まる。
-中略-
その日の夜。慣れない新天地での初日が終わり、昼に来た経路を戻っていく。
今週はまだウィークリーマンションの契約を済ませていないので、ホテルでの生活になる。
宿泊先は京都東急ホテル。運良くシングルルームが満室という事で、デラックスツインに案内される。ラッキー!
ただ、ありきたりなビジネスホテルに泊まりたくなかったためこのホテルにしたものの、アクセスが悪すぎることに気付く。
毎朝京阪電車の駅までタクシーで行かなければいけない。片道1,000円くらいだろうか。
夕食を採るため外に出る。これが噂に聞く夏の京都か。確かに暑い。
少しの距離を歩くだけで額に汗をかいている自分に気付く。そうだ、タクシーに乗ろう。
その②:1998年夏のある日-
今日は初めて行く隅田川花火大会。
どれくらい沢山の人がいるのだろう?花火鑑賞にちょうどいい場所が見つかるだろうか?
でも、学校の鞄の中にビニールシートは入っていないし、事前に役に立ちそうな情報を調べているわけでもない。
ただ、最悪のケースとして、人の流れについていくと、歩いて鑑賞することが出来ると週刊誌に書いてあった。
最悪のケースだけ知っててどうする?
まあいいか、彼女さえいれば場所はどこだっていい。何か良く分からないけど、そんな気がする。
今日は彼女が部活の帰りだというので、それに合わせて制服を着てきた。
待ち合わせは17時。ぼくは少し早めに着いた。電車の中から気付いてはいたけど、ものすごい人の量だ。
PHSには彼女から少し遅れるとメールが入っている。
-中略-
突然の夕立で、かさを持っていない僕らはびしょ濡れになってしまった。
でも雨は上がりつつあり、どうやら花火大会が中止になることはなさそうだ。
ぼくは自分の着ていたラルフローレンのベストを彼女に着せてあげる。これで少しは身体が温まるはずだ。
結局ぼくたちは落ち着いて鑑賞できる場所を見つけることが出来ず、人の波に流されながら花火を見た。
歩いている途中で開けた場所に出たので、ぼくらはその場所で立ち止まった。目の前にそびえる大きなマンションに遮られてたまに見えなくなるけど、大抵の花火は良く見える。
ぼくはまばゆい光で空が明るくなる光景をぼんやり眺めながら、ごく自然に後ろから彼女の肩を抱く。
彼女はまだ少しだけしか乾いていない長い髪を耳にかき上げて、ぼくに頬を寄せる。
おしまい。
投稿者
yt
on
Monday, August 17, 2009
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From USA
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